スタートアップ海外市場調査④〜SF/SVが熱い理由〜

先々週のNYCに引き続き、先週はサンフランシスコ(SF)とシリコン・バレー(SV)を中心にStartups関係者に会い、サンフランシスコ で開催された
LAUNCHにも参加しました。LAUNCHに関しては別にまとめるとしまして、 SF/SV事情に関して少しまとめてみます。

SF/SVを中心に世界に広がるビジネスが生まれております。理由としては、USは英語で単一の最大の市場、世界的にトップラスの影響力を持 つメディアの存在、投資規模が大きいので一気にサービスの加速が可能、強力なネットワーキング(VC、Incubator、Angel、Startup)、多数の買収先、海外(Israel、中国、Singaporeなど)のVCやStartupsがHQを持ち、人が集まっているなどが挙げられます。

SF/SVで多くの方(VC、Angel、Startups、シリアルアントレプレナー、Y-Com/500 Startupsなどの経験者)にお会いしました。そこで分かったのは、まさに、「人それぞれ」であり、こうすべき!という正解は無いということです。StartupsをやるのであればSF/SVが良い!という人も居れば、何故?日本でやった方が良い!という意見もありました。要は何がしたいのか?そして、それをする上で、勝てばいいわけで、どのような方法でそれを達成するかは自分達次第と言えるのでしょう。

得られた知見を少しまとめてみます。

日本のトラックレコードはUSでも有効!?

日本ではUSで成功した人は誰でも話を聞きたがるでしょう。一方、アジアで成功した人が来たらどうでしょうか?そこまで話を聞こうとは思わないかも知れません。しかし、SF/SVで驚いたのは、日本のトラックレコードも十分、SF/SVで通用するということです。日本ではExitの成功例も少ないので、逆に希少価値があるかも知れません。”Congratulation! What’s next?” という感じです。また、話は変わりますが、DropboxやEvernoteは日本が二番目に大きな市場ですが、思いの外、日本のマーケティングの手法が USではわかっておりません。そのような意味では、「日本での成功者」というのは利用価値があるかも知れません。

Incubatorの利用

USには様々なIncubatorが存在します。有名なのは、下記などになります。IncubatorのAccelerationプログラムを使うかどうかは悩みどころです。人に
よっては、そんなものを使ったら二流に見られる!という声もありました。多分、一度でもUSで成功をしてしまっ て、ネットワーキングを持った後には必要ないかも知れません。但し、日本から出ていく際にはまだUSでの伝も無いでしょうし、逆に日本でのプレゼンスを上げられるので、利用価値ありだと思います。それぞれのIncubatorには特徴があり、様々な意見をもらうと思います。それをふまえ て、最初に断っておくと、「こうだ!」というのは無く、「勝てることを説得できるかどうか」が重要であること。また、話は変わりますが、US市場 が大きいので、Incubator、VCやAngelが海外のことをあまり見ていない場合が多いことなどが挙げられます。但し、これも必ずしもでも無さそうです。あるStartupsは中国人のエンジニアを雇っており、エンジニアは中国におりました。通常はチームはUSのSF/SVに固まって居ることが好まれます。しかし、中国のエンジニア市場は伸びると判断したVCによりそれが認められ、投資を受けている例もあります。

先に述べたとおり、一概には言えませんが、Y-Combinatorは技術寄り、また、US市場でのプレゼンスが重視されそうです。500 Startupsは国際的であり、ある程度、サービスが動いている方が良いなどの特徴があります。但し、これはあくまでそう言われているというだけであ り、例外は存在します。是非、ご自身の手でそのドアを叩かれると、そこに真実がありそうです。逆に、あなたを受け入れてくれるところがあなたに最 もあったIncubatorかも知れません。

Y-Combinator
500 Startups
TechStars
Founder Institute
Angel Pad

ビジネスモデルにおける問題解決の重要性

これはLAUNCHでもそうでしたが、その問題は多くの人が悩んでおり、それを解決するものか?というのが重要そうです。確かに、 Something Newという点は重要だと思います。しかし、それが非常に影響力の小さいものであっては面白くない。多くの人が困っている問題あり、それを解決する手段が 求められます。また、複雑で分散しているものの、アグリゲーション、UIの綺麗さなども重要な点でしょう。シンプルで使って気持ちのよいサービス、そんなものが求められそうです。

USでは日本のソーシャルはウケけない?

これは、USのStartupsの人が、あくまで個人的意見だけど、と断った上でのコメントですが、日本のソーシャル系のサービスをUSに持ってくるのはやめた方が良いとのことでした。文化背景の違いが大きく、日本のソーシャル的な考え方はUSのそれとは大きく異なるため、サービスがUSではウケない可能性が高いようです。これも、必ずしもではないと思います。但し、USの思考を相当研究しないと日本のものを、特に人間の付き合いという文化色が色濃くでる部分ではうまく広げることは難しいということだと思います。

ビザ

特に日系の人から多く聞かれたのがビザの問題。これはかなりクリティカルなようで、簡単には取れないようです。ビザの問題も含め、投資面でも、弁護士さんはSF/SVでビジネスをする上でとても重要なようです。

Reputation

移民の国US、また、西海岸は更に新しい人がどんどん来る地域。このため、Referenceがとても重要そうです。有力なAdvisorが居る こと。または、有力な
Angelが入っていることなど、付き合っている人間関係を含め、SocialReputationをいかにして高めておくかが極めて重要そうです。

では、皆さんのご成功をお祈りします。是非、USに進出してみたいものですね!

(ライター紹介)

Nobot Inc. Marketing Director
合田ジョージ氏

http://www.facebook.com/goda.george

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